2011年01月24日

【ニュース】ペニーオークションをめぐるトラブル増加中

 ネットオークションをご利用になったことのある方は相当数いらっしゃると思います。
 家で眠っていて邪魔で捨てるかしかない物を換金することが容易になったことはネットの活用例としてよいことだと思います。個人だけでなく企業・団体の利用や地方自治体が差し押さえ物件を競売にかけるなどの手法も定着してきました。もちろん買う側も普通市場に出ないものが手に入るあるいは安く手に入る可能性が出てきたのはありがたいことです。

 但し、悲しいかな世の中なにか一つ便利になると危険も増えるのが世の常。

 顔の見えない相手を信用して損を被ったり嫌な思いをした方もまた多いことでしょう。数に限りがあるものを転売目的で買い占めたり、はたまた最初から詐欺目的と思しきユーザーもあるやに聞きます。

 またオークションサイト自体にも罠が潜んでいるという話が先ほどYahoo!ニュースに載りましたのでここで取り上げます。
Yahoo!ニュース(RBB TODAY) 1月24日(月)16時15分配信記事を引用
国民生活センター、“ペニーオークション”のトラブル急増で注意喚起

 独立行政法人 国民生活センターは24日、新品の電化製品やブランド品等が非常に格安で出品される、いわゆる“ペニーオークション”に関する相談が最近増加しているとして、報告書および注意喚起文を公開した。

 「ペニーオークション」とは、日本では2009年頃よりみられるようになったインターネットオークションの新形式。一般のインターネットオークションでは、入札には費用がかからず落札者した1名だけが商品代金を支払うが、いわゆる“ペニーオークション”は、(落札できなくとも)入札するたびに手数料を支払う形式となっている。

 「人気商品を新品で市場価格よりかなり格安で手に入れることができる」とうたわれているが、入札手数料がかかりすぎ、実際には思ったような価格で落札できないことも多い。そのため、「破格の安さで出品されているのに釣られ、ペニーオークションの仕組みを理解せずに利用してしまった」という相談が、全国の消費生活センターに寄せられているという。PIO-NET(全国消費生活情報ネットワーク・システム)では、相談は2009年11月から寄せられ始め、これまで192件となっている。年度別では、2009年度が19件、2010年度は173件と急増傾向にある。

 主な相談事例としては、「途中でやめると手数料が無駄になると思い、入札し続けた」「落札したものの、高額請求になってしまった」「サクラの可能性に不審」「落札したが、出品商品が未入荷で取り消しに」といった事例が挙げられている。これに対して国民生活センターでは、消費者へのアドバイスとして「参加するなら、冷静な判断力を失わないこと」「一度“通貨”を購入すると返金されない」「不審なサイトは利用しない」といった注意を呼びかけている。
 (赤字は末期ぃによる)

 当ブログはスパムメールを主題とするものですので「ペニーオークション」を宣伝するスパムをご紹介しましょう。

その1
送信者: "梅沢 三喜" (vtdoxrvpk@dnsiskinky.com)
件名 : 話題のペニーオークションに攻略法はあるのか?
日時 : 2010年5月19日 12:43

欧米で流行っているペニーオークションって知ってますか?
新品のゲーム機とかパソコン、家電などが信じられない低価格で落札できるオークションのことです。日本にもいくつか登場してますが、どのサイトも会員がいっぱいでなかなか落札できません。最近立ち上げたばかりの【トクオク】はまだ会員が少ないみたいで、格安で落札できるチャンスですね!オークションに参加するには入札コインが必要ですが、今なら入会するだけでコインが25枚無料でもらえるので、まずは試しに無料コインで参加するのもアリですよ!!

詳しくは→ttp://lucky-7a.com/

たとえばこのプラズマテレビ。
定価359,999円がなんと1,995円で落札されます。
このテレビは15円のオークションで一回の入札で15円ずつしか上がりません。
1円オークションもあると思いますが、今回は15円でした。
これをヤフオクに出品したらいくらで売れると思いますか?
どんなに安くても半額以下にはならないでしょう。
自分で落札した商品は誰かに売れのも自由です。

 これは私に届いた「ペニーオークション」関連の最初のスパムです。昨年5月のスパムですが一次誘導先とオークションサイト共に現存しています。
 URLに"lucky-7"なんてあるし、パチンコの打ち子勧誘か懸賞サイトかと思い忙しかったこともあり相手にしていませんでした。実は特定のサイトのことではなくて、オークションの新形式だったんですね。

 その後ちょこちょこと計53通のペニーオークション宣伝スパムがやってきました。
その2
送信者: "Everett Ferguson" (mwhqqjrdw@hotmail.com)
件名 : ペニーオークションにも詐欺サイトはある?
日時 : 2011年1月21日 17:55


ペニーオークションサイトには、詐欺サイトも存在すると言われています。

ペニーオークションは、入札に手数料が必要となり、従来のオークションとはシステムが少し違います。
出品ではなく、入札に手数料がかかるため、入札数が多ければ多いほど、たくさんの手数料がサイト運営側に流れていくシステムです。

なので、このシステムを利用して、サクラやロボットを使って金額を上げ、入札者から入札手数料を絞りとる悪質な詐欺サイトが存在するのです。

○○オクと書いてあるからと安心してサイトを利用してしまうと、こういった詐欺サイトに引っ掛かってしまう可能性もあるので、気をつけなくてはいけません。

ペニーオークションにおける詐欺サイトの特徴としては、入札のタイミングの不自然さがあげられます。

落札ぎりぎりの決まった秒数になると必ず入札されており、終了時間間際に処理中などという言葉が表示される場合は要注意です。

また、問い合わせの対応の悪いサイトやシステムエラーを言い訳にするサイトも怪しいでしょう。

さらに、落札額に差がありすぎるサイトも注意が必要ですから、同じ商品で近い時期に落札された落札額をよく確認し、明らかに差がありすぎる時には何かあるかもと考えた方がいいです。

ペニーオークションはサイト数が多い分、詐欺サイトも多く存在します。

詐欺サイトを見分けるには、口コミやサイトの情報をよく調べてから利用することが大切です。

安く購入できるはずのペニーオークションで無駄な手数料を払って損をしてしまわないように、詐欺サイトには気をつけたいですね。

ttp://erxong.com/auc/?cn001






配信停止連絡アドレス:
info_tashuo@yahoo.co.jp

 このスパムは悪質サイトの手口を暴露していますが、だからといってこの誘導先が善良なサイトだという保障にはなりません。

 このペニーオークション関連スパムは既にアンチスパムブロガー諸氏が複数エントリを立てていらっしゃいます。
◆スパムさんいらっしゃ〜いリローデッドさん
 ○2010年7月12日
 ○2010年11月4日
 ○2011年1月24日(ついさっき…)

◆スパムGメン-はるまき総研・迷惑メール研究室さん
 ○2010年10月21日

◆Tamaki's blogさん
 ○2010年12月26日
 ○2011年1月15日
 ○同日もう1つ

 私は昨年10月のはるまきさんのエントリで初めてペニーオークションの問題点を知りました。
 はるまきさんのところで引かれているMSN産経ニュースの記事が詳しいので興味ある方は併せてお読み下さい。
 ○広がるペニーオークションに罠 落札できず手数料取られ…(全3ページあります)

 このオークションの特徴としては
○出品価格が驚くほど安い。
○入札するたび入札手数料がかかる
 に尽き、現象として
○入札締め切り寸前に入札が入り終了時間が延びる
 →落札するのに更に手数料が→以下ループ
○結局大して安くない、落札できなくても手数料を取られる
 と後味が悪いものになりがちだそうです。

 この商法の肝は最初の記事中にあった「途中でやめると手数料が無駄になると思い、入札し続けた」という所にあると思います。
 これはまさにギャンブラーの心理ですね。
 それが本当に必要であるのか、冷静に考えられない状況で取引・契約を行うことは大変危険です。
 これはオークションでも、ワンクリック詐欺でも、マルウェアを貰うような危険なエロサイトでも同じ心構えだと思います。
 どうぞ、お気をつけ下さい。

 なお本質的に違いますが、私は証券にしても商品先物にしてもFXにしても手数料で稼ぐ業者と言うものは信用していません。
posted by 末期ぃ at 21:55 | 富山 | 対策と注意点 | Comment(0) | TrackBack(1)
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時事広報社スパムの実態
Excerpt: 間違っても時事通信社ではありません。中身は最近話題のペニーオークションサイトへの誘導。しかしこのオークション、落とし穴が見つかっています。
Weblog: スパムGメン-はるまき総研・迷惑メール研究室
Tracked: 2011-01-25 23:10