2010年09月05日

日本語たどたどしいナイジェリア詐欺スパム

 日本語の覚束無いスパムと言えばかの国の偽ブランド品スパムと相場が決まっていたのですが、昨日金融スパムが現れたのにはビックリして、早速ご紹介しました
 ところが今日また別口のスパムがやって来て更にビックリ。

○関連リンク
国際的詐欺事件について(注意喚起)」(独立行政法人日本貿易振興機構(ジェトロ))
送信者: "John Higgins" (ruffstuffjigga@yahoo.com)
宛先: (undisclosed recipients:)
件名 : ビジネスの提案は:返信私は今あなたの興味を表示します。
日時 : 2010年9月5日 16:47

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電子メールはは:
j.higgins1971@hotmail.com

 このスパムは文字コードUTF-8でコーディングされており、途中日本語に無い簡字体の漢字を含む段落のフォントの様子が他と違います。(下図)
ナイジェリア詐欺スパムメールのキャプチャ
 外国語の原文を行単位で遂時翻訳したのでしょうか。どうせ手間をかけるなら文章をしっかりさせればいいのに…

 日本の普通の?スパムに比べて長文ですが、これはこの種のスパムの特徴の一つです。

 このスパムの言いたいことを要約してみると…
 差出人は「ロイヤルバンクオブナイジェリア」のマネージャー「ジョン・ヒギンズ」氏(そんな銀行はないと思う)。
 4年前航空機事故で突然亡くなった「石油商人ブライアン・ヒル氏」がナイジェリア国内に残した資金米国12.2ドル万ドル(恐らく1220万アメリカドル)があり、これをアフリカ内で戦争の弾薬資金にしようとしている「退役少将カルーウケカルー」が口座を没収してしまう前に、正統な相続者である国外に居るブライアン・ヒルの妻子に送金できるように、私の口座を貸してくれとの依頼と思われます。
 報酬として移動した資金の5%を呉れるといいます。

 この濡れ手に粟の美味い設け話、「ははぁ」と思われた方もいらっしゃるでしょう。

 当ブログでは過去いくつかナイジェリア詐欺の英文スパムをご紹介しています。
(1)ジンバブエ副大統領夫人からの手紙」(2008年4月30日エントリ)
(2)イラクの保安官夫人からの手紙」(2008年5月3日エントリ)
(3)アブドゥール・カリム・カリム弁護士からの手紙」(2008年5月3日エントリ)
(4)アフリカ開発銀行マリク・アブ氏からの手紙」(2008年5月30日エントリ)
(5)ブルーノ・イッサ弁護士からの手紙」(2008年5月31日エントリ)
(6)平凡なある日の英文スパム集」(2008年11月18日エントリの最初、朝4時5分の1通)
 (3)〜(6)は本家?ナイジェリアでなく同じくアフリカのブルキナ・ファソ国を舞台にしていました。(4)、(6)は銀行の重役からの申し出、(4)〜(6)は航空機事故を話に絡めています。

 またタイを舞台にしたものもあります。
(7)タイ発ナイジェリア詐欺スパム」(2010年7月31日エントリ)
 このほかにも受信したスパムは幾つもあるのですが、内容に目新しさはなく取り上げていません。

 ちょっと変わったアプローチとしては「Yahoo!カレンダー」を経由したものもありました。

 とにかく、(3)〜(6)あたりを読んでいただければ、今回のスパムもよくあるパターンだとお分かりになると思います。

 このスパムに返信するとどうなるかと言えば、恐らく転送手数料や保証金名目で何度も千ドル万ドル単位のお金を要求された挙句一文も入ってこないことになるでしょう。

 なお2008年10月15日に「日本向けナイジェリア詐欺スパム」が来たとお伝えしています。これも銀行の重役から航空機事故で亡くなった資産家云々というお話ですが日本語は最初の1行のみで、文面も簡単なものでした。
 デタラメながらも本文全て日本語のナイジェリアスパムが来たことは驚きです。

 このスパムのヘッダを解析すると送信マシンが"41.217.66.4"で本当にナイジェリア・ロゴス発だったことには更に驚きました。

 (この項、自画自賛)こういうスパムの流れをご紹介できるとはブロガー冥利。記事化しておいた過去の自分に感謝。


 折り良く去る2日「ナイジェリア詐欺団」が警視庁に逮捕されたというニュースがありましたので、解説も含め引用します。
 東京新聞2010年9月2日 夕刊

資金洗浄容疑6人逮捕 ナイジェリア人ら 5億7000万円送金

 ナイジェリア人詐欺団が米シティバンクをだまし約二十八億円を日本などの複数の銀行口座に振り込ませてマネーロンダリング(資金洗浄)していたことが分かり、警視庁組織犯罪対策一課と中央署は、組織犯罪処罰法違反(犯罪収益の隠匿)容疑で、日本国内で資金洗浄に関与したナイジェリア人三人とガーナ人一人、日本人二人の計六人を逮捕した。

 逮捕したのは、ナイジェリア国籍の埼玉県桶川市下日出谷西二、自動車部品販売会社役員ニェーチェ・オベネメ(36)と同県越谷市越ケ谷五、建設会社役員本間由美(44)の両容疑者ら。逮捕容疑では六人は二〇〇八年十月、詐欺団が大規模な商談を持ち掛けて資金を詐取する「ナイジェリア詐欺」と呼ばれる手口でシティバンクをだまし、日本国内の都市銀行などの四口座に振り込ませた犯罪収益約五億七千万円を、建設機械の販売代金などと偽って入金させ、資金洗浄を図ったとされる。

 同課によると、詐欺団はシティバンクに偽造した送金指示書を提出。六人は引き出した金を日本国内の別の金融機関を経由して海外に送金したとみられる。詐欺団は日本と中国、韓国など七カ国に当時の為替レートで計約二十八億円を振り込ませており、同課は逮捕した六人と詐欺団の関係を調べている。

<ナイジェリア詐欺> 大規模な商談や資金洗浄を持ち掛け、前渡し金や商品をだまし取る手口で、ナイジェリアを主な拠点として世界規模で発生している詐欺事件。ナイジェリア刑法で詐欺罪は419条に当たることから「419詐欺」とも呼ばれている。

 この夜は早朝から出かけて真夜中帰宅したのですが、こともあろうに個人ではなくあのシティバンクを騙したと、夕刊の社会面を開いて度肝を抜かれました。
 そんな脇の甘いことだから経営危機に陥るのよね…

(2010年9月6日追記)
 後段に述べた事件について別の記事も引用しておきます。
MSN産経2010.9.2 11:55付け記事
詐欺で得た5億7千万円資金洗浄 米国から送金 ナイジェリア人ら6人逮捕

 米国の犯罪グループのマネーロンダリング(資金洗浄)のため、送金された犯罪収益を「機械を輸出した代金」などと偽って口座に入金させたとして、警視庁などは米連邦捜査局(FBI)の協力を得て、組織犯罪処罰法違反(犯罪収益の隠匿)疑いで、ナイジェリア人や日本人など男女6人を逮捕した。

 同庁組織犯罪対策1課によると、米国の犯罪グループからは総額約7億7千万円が日本国内の口座に送金されていたことが確認されており、同課は振り込まれた犯罪収益金の流れなど全容解明を進める。

 同課は6人の認否を明らかにしていないが、うち2人は「300万〜700万円の手数料をもらって自分の口座を貸した」と話しているという。

 逮捕容疑は平成20年10月、日本国内の法人名義で開設したそれぞれの銀行口座に、米国内の口座から送金された9千万〜約2億円計約5億7千万円について、米国内の詐欺事件で得られた金と知りながら、「貿易で得た金」とうその申告をして入金させたなどとしている。

 同課によると、犯罪グループが米国内の詐欺事件で得た金計約28億円を7カ国に送金していたことが発覚。うち日本の口座にも送金されていたことが判明したことから、FBIが20年10月、警察庁に捜査依頼していた。
(後略、赤字は末期ぃによる)

 この事件は2つのステップによりなっていて、1つ目はアメリカ国内での詐欺事件(東京新聞によると「大規模な商談を持ち掛けて資金を詐取」)で2つ目が今回の逮捕容疑となったマネーロンダリング(資金洗浄)事件です。

 東京新聞記事はナイジェリア詐欺を「大規模な商談や資金洗浄を持ち掛け」る手口と括って解説して「別名419詐欺」としておりますが、貿易取引型と資金洗浄型と別けて考えた方が良さそうです(Wikipediaの記述によると419の名称の由来、ナイジェリア刑法419条はマネーロンダリング規制目的とのこと)。

 スパムが持ちかけて来る「マネーロンダリング型」詐欺は大概の場合、送金自体が架空と思われ、実際に口座が使われ報酬が支払われた今回のケースは少数派かもしれません。
 実際に口座を貸すと今回の様に組織犯罪処罰法違反等で罰せられるので、やはりスパムの誘いに乗ってはいけないですね。

(2010年9月19日追記)
 このエントリがなんとYahoo!ニュースの参考リンクに取り上げられました!
 「世界で暗躍…ナイジェリア詐欺集団

 同じニュースからリンクされている「ナイジェリア詐欺 体験記」(思ひのままをつらつらと(2009年1月15日))さんが面白いので、一読お奨めします。
posted by 末期ぃ at 23:08 | 福岡 ☁ | 対策と注意点 | Comment(0) | TrackBack(0)
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