2010年05月20日

サクラで被害と女性3人提訴

 以前コメントを頂いたことのある、タケちゃんさんのブログを見て気づいたニュース。
 なかなか広範囲に責任を求めており、注目したいと思います。
 まずタケちゃんさんが引いていた東京新聞web版2010年5月19日 夕刊ニュース記事を引用します。

3女性 運営会社ら提訴 出会い系サイトで『サクラ被害』

 会員に成り済ます「サクラ」を使った出会い系サイトに多額の利用料をだまし取られたとして、東京都と大阪府、岐阜県の三十〜四十代の女性三人が十九日、東京都新宿区の出会い系サイト運営会社など五社と代表者を相手取り、慰謝料など計八百五十八万円の損害賠償を求める訴えを東京地裁に起こした。原告側弁護士は「出会い系のサクラ被害で、女性が原告となる訴えは珍しい」としている。

 訴状によると、女性三人は二〇〇七年十一月から〇八年三月にかけて、携帯電話で別のインターネットサイトを閲覧したところ、出会い系サイト「AIR(旧NOw)」に自動登録された。AIRは他の会員にメールを送る場合、四百円のポイント利用料がかかる仕組みで、女性には男性会員を装ったサクラから「会いたい」とのメールが送信され、女性にメールを返信するよう仕向けたとしている。

 昨年七月までに、大阪府の女性は五百五十二万円、東京都の女性は百二十万円、岐阜県の女性は四十三万円の利用料を、それぞれクレジットカードや銀行振り込みで支払った。

 原告らは(1)同時刻に同一人物が同じ内容のメールを複数の会員に送っている(2)サクラと思われる同じ会員が東京、福岡など複数の地域に登録されている−などから「サクラを使った組織的な詐欺行為であることは明らか」と主張している。原告はサイト運営会社の業務審査を怠り詐欺行為に加担したとして、クレジット代行会社二社にも利用料の一部を賠償するよう求めた

 サイト運営会社の代理人弁護士は「訴状の内容を検討し、対応を考えたい」とコメントしている。
 (強調赤字は末期ぃによる)
 サクラに騙されるのは男性に限りません。絶対数は少ないと思いますが女性も被害に会います。
 閉鎖された「新・いらないメール展示会」さんには「awg系」サイト複数に騙された女性の体験談が載っていたと記憶します。

 一昨年お伝えしたこのスパムはある男性を名乗って女性の返信を誘うものでしたから、女性もカモになりえます。

 この裁判のケースでは何かしらの携帯サイトから自動登録されたとあります。こういう個人情報の横流しを平気で行うことがまずこの世界の問題です

 手元の東京新聞19日付紙面には上記の内容の本文のほか2つの囲み記事が添えられています。その1つ
出会い系サイトに関する相談事例

●音楽をダウンロードしたら勝手に出会い系サイトに登録された。
 その後、出会えないままクレジットカード2枚の限度額まで利用料を払った(40代女性)

●小説サイトの広告をクリックして登録したら出会い系サイトに登録され、料金を請求された(20代女性)

●「登録無料」なので登録したら有料だった(20代女性)

●無料の占いサイトに登録したら出会い系からのメールが大量に送られてきた。
 タレントと信じた相手はサクラのようだ(30代女性)
※国民生活センター調べ
 いかにも有りそうなやり口ですね。

 さて、原告等がサクラの存在事実として、同時に同じ人物が複数人に同じメールを送っていること、同じ会員が複数の地域に同時に存在していたこと等を挙げています。
 
 私の見た例ではこのエントリで福島と大阪ほぼ同時に存在した男性のプロフィールをキャプチャしてあります。

 タケちゃんさんが述べておられますが今年1月サクラを大々的に使用した出会い系サイト運営会社社長等11人が警視庁に摘発されました。
 この出会い系サイトは初めて詐欺罪で摘発されており、これが今回の提訴を後押ししたものと思われます。

 そしてこの提訴ではクレジット代行会社の責任も問うていることが新しいです。
 利用者には厳しく取引会社(と自分)には大甘なクレジット会社の体質が昨今のクレジットカードショッピング枠現金化業者の増大を生んでいます。闇金が現金化に変わっているのです。
 ついでながら出会えない系サイトでよく見るあの電子マネー(もう言っちゃおうかビットキャッシュって)も、私的にはかなり印象悪いです。
 こいつ等どうせ、前例が無いの自由経済の原則がどうのって言い訳するんでしょうが、所詮脇が甘いだけ。
 こういう安易な金の流れを止めて悪徳業者を干上がらせないと、根本解決になりません!

 裁判所はまずこいつ等にキツイ灸を据えてやれ!


(2010年5月20日22時40分追記)
 同じ東京新聞紙面のもう一つの囲み記事は「減らない被害相談 半数近くは女性」と題されており
出会い系の被害は男性が多いと思われがちだが、国民生活センターがまとめた被害相談の半数近くは女性が占める。
センターは「無料サイトに安易に入らず、不当な請求には応じないで」と呼びかけている。

 国民生活センターによると、出会い系サイトに関する相談が昨年度には約三万三千三百件あり、性別が判明している約三万三千件のうち、女性は45%を占めた。

 女性からの相談で目立つのは無料をうたった着メロや占いのサイトにメールアドレスなどの個人情報を入力すると出会い系サイトにも登録され、料金を請求されるケース。
センターは「女性にメールを送ってくるのは、男性タレントやタレントのマネージャーを装うケースが多い」と注意を呼び掛ける。

 十九日に提訴した女性らの代理人(弁護士)は「女性は出会い系で被害に遭っても『自分が悪い』と泣き寝入りしてしまうケースが多い。
今回の提訴は、だます方が悪いことを明確にし、悪質サイトの詐欺性を立証する意義がある」と話している。
(紙面抜粋、強調赤字は末期ぃによる)
 用心は充分にすべきですが、素人の隙を突いて来る騙しの手口を精査し、素人目にも詐欺で持っている悪質サイトを立ち行かないようにさせましょう!
 女性及び弁護士の方にはこれからも苦難の道かと存じますが、末期ぃも応援します。みんなで闘いましょう!
posted by 末期ぃ at 22:12 | ソウル 🌁 | 雑記 | Comment(2) | TrackBack(0)
この記事へのコメント
末期ぃさん、お久しぶりです。
トラックバックありがとうございました。
ワシも、もともとサクラにダマサレた口でして、
なんとしても東京地裁には頑張ってもらいたいと思います。

サクラの存在は、この業界の「常識」やけんど、サクラ=詐欺行為がこの業界の常識になりますように。
Posted by タケちゃん at 2010年05月20日 22:35
こちらからご挨拶に行く前に、お出ましいただいて恐縮です。
いま追記も書きましたので、そちらもご覧下さい。

東京地裁は騙されるより騙す方が圧倒的に悪いことを、今一度世に知らしめて頂きたいものです。そして報道も追跡して欲しいものです。
Posted by 末期ぃ at 2010年05月20日 22:48
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