2015年03月06日

スマートレターのサービス開始に思う

 そもそもこのブログはスパムメールの文面を弄ぶために始めたのですが、
スパムの目的はというと多くは出会い系サイトへの誘引、他は闇金、偽ブランド品宣伝、ワンクリック詐欺、フィッシング詐欺、架空請求など。
広く言えば人を騙して金をぼったくること。
刑法の規定とは別に一般にこういうのを広く「詐欺」と呼びます。

詐偽に引き込むための電子的手段は、2007年当時電子メールによるものが多かったのですが、企業や個人の警戒が強くなると、公的や企業Webサイトを改竄して閲覧者のPCにウィルスを送り込むようなものが多くなってきました。
2010年ごろからのスマートフォンの普及でブラウザが簡易になりURLが表示されないので警戒が薄い、或はアプリにウィルスを仕込んでおくなどの手口が色々あらわれて、犯罪者はスパムメールを活用しないようです。

電子的手段の他はDMや電話で誘う古典的手段ですが、特に電話は巧妙化の一途のようです。

年寄りに息子や孫、甥を装って金を要求する。
銀行振り込みに対する防護が厳しくなると、受取りに行く。
直接受け取りに行くには、人が多い東京首都圏ばかり狙っていたのが、最近は新幹線で上京させるという手口になり、飛行機で来させる事例まであると聞きます。

犯人の発想の豊かさには恐れ入り、今年は是非イグノーベル賞に取り上げてもらいたいと思うことはさて措き、
現金を被害者から離れた場所に送るにはかつては振り込み、郵送などが用いられ、振り込め詐欺以外に架空請求、やみ金融判然でも利用されました。

郵送と言っても高額であるし疑われるので現金書留って訳に行かず、小包で…となります。
とはいえ窓口へ持っていくと疑われるから、以前はエクスパック、今はレターパック(宛先へのポスト投函はレターパックライト)というサービスが多く使われるようです。
これらは郵便局で専用封筒(パック)を買って窓口にもっていってもいいのですが、ポストに投函してもよいサービスで、これを悪用された訳です。

最近は内容物をX線で透視もして簡易検査するようですが、完全ではありません。
また、郵便で「ポスパケット」というサービスがあるそうです。
専用宛名シールを郵便局でもらい、任意の荷姿に切手を貼って送るもので投函口に入ればポスト投函可(信書は入れられない)。
これを用いた詐欺も発生していますが、あまり知られていないサービスのため却って怪しまれることもあるようです。

さて、今日日本郵便から「スマートレター」なる商品が発表になりました。
4月3日に都内から始めるとのこと。

これ、信書を封入して有罪判決が相次いだクロネコメール便が今月末で廃止になる代替サービスを潰す目的と思われる、実にえげつない商品なのですが、
送料はレターパックライトの360円に対して180円と半額になります。

この商品って詐欺師を利しないか?
追跡サービスは不可だと言うし。

民業圧迫と共に、郵便の脇の甘さが非常に気になっています。

アナログテレビは無くしちゃう、学校裏サイトも詐欺サイトのあるサーバー提供業者も潰せない、こんな商品認可しちゃうなんて、総務省って犯罪撲滅する気の役所じゃないの?
posted by 末期ぃ at 23:05 | 北海道 ☔ | 雑記 | Comment(0) | TrackBack(0)